やまと新聞 > 編集部Blog

バラについて

bara1.jpg

バラは5月はじめが見頃です。そろそろ花が落ちてしまいますので、その前に写真を撮りました。人類の歴史に最初に登場したバラは紀元前1500年頃に描かれたクレタ島の壁画であり、その歴史は古代ギリシャ・ローマにまでさかのぼるそうです。愛の女神アプロディテやヴィーナスに関連づけられ、あのクレオパトラやローマ第5皇帝ネロもバラを愛し、料理にまでバラを使ったそうです。

bara3.jpg
中世ヨーロッパではバラの美しさや香りは、官能生活を助長し神の教えに背くものとされ、栽培が禁止されるほどでした。

bara6.jpg

バラにはオールドローズ、モダンローズという区分があります。バラは原種にさまざまな改良を加えて現在に至っています。1868年にフランスのギョーが「マダムビクトルベルディエ」と「マダムブラビー」を交配して「ラ・フランス」というバラを作り出し、これがモダンローズ第一号とされています。そして、「ラ・フランス」以後をモダンローズ、改良されていない原種をワイルドローズ、原種から「ラ・フランス」の間につくられたのがオールドローズと区分されるようになり、さらにその中にいくつかの系統と咲き方があるそうです。


bara5.jpg
黄色のバラの歴史は比較的新しく、1900年にフランスのジョセフ・ペルネ=デュシェが「ソレイユ・ドール」というバラを作出したのがはじまりです。
その後もさまざまな、それこそ無数の交配を世界中の愛好家がおこなっていますが、いくら挑戦してもどうしてもできなかったのが青いバラです。Blue Roseは英語で「不可能」という意味が含まれるほど青いバラは奇跡のバラとされ、愛好家の夢といわれていました。これは青い色素を持つ原種バラが発見されていないために、原種をもとにした交配では青いバラの作出が不可能だったからです。
しかし、最近の研究でバラの中から青い色素が発見され「ロザシアニン」と名付けられました。そしてついに、日本のサントリーフラワーズとオーストラリアのフロリジン社との共同研究開発により、遺伝子組替え技術を用いて2004年6月30日に夢の青いバラが誕生しました。

夢の青いバラは完成しましたが、もう一つできていないバラがあります。
それは黒いバラです。現在黒バラとして販売されているものは濃い赤であり、厳密な黒バラは未だにできていないそうです。

*少し写真撮影が遅かったですね。来年はもう少し早い時期に撮影したいと思います。

2009年5月26日 at 16:17 | パーマリンク

 

« 次の記事へ | 編集部Blogトップへ | 前の記事へ »


コメントする