【洗脳受ける日本国民】
台湾に対して中国を「大陸」「本土」と呼んではいけない
台湾研究フォーラム会長 永山英樹
台湾併呑を正当化するため、その島を中国領土の一部と位置付ける「一つの中国」(一中)原則の受け入れと厳守を各国に強要し続ける中国。
そうした工作を特に強力に受け続けてきたのが、台湾国防の後盾たる米国であり、そしてその同盟国にして台湾と隣接する日本である。
中国内戦後に台湾に亡命した中華民国の国民党政権も、かつては台湾支配を正当化するため、中華民国こそ「中国唯一の合法政府」などと盛んに一中宣伝を展開し、その宣伝に従うよう世界に求めていた。
そして日本国内は、そうした圧力をさんざん受けた挙句、政府もマスメディアも「一つの中国・一つの台湾」(一中・一台)という現実を口にできなくなった。そして一中なるフィクションをフィクションと知りながらも、それをでき得る限り受け入れようとしているのである。
象徴的なのは「台湾入りの中国地図」だろう。文科省はそうしたもの掲載するよう教科書会社に指導している。教科書の記述の誤りを防ぐための教科書検定が、逆に誤りを強要しているのだ。
新聞、テレビなどのマスメディアも、そんな誤ったものを多用し続けている。私はそのたびに訂正を要求して来たが、それに対して「台湾は中国領土だ」と反論できるメディアは一社としてない。
※記事の続きは有料会員制サービスとなります。
会員の方でコンテンツが表示されない場合は会費のお支払いが完了していないか、有効期限をご確認ください。
- 新規会員登録される方、会費のお支払いをされる方は「入会のご案内」をご覧ください。
- 会員の方は、下の入力欄に【ユーザー名】と【パスワード】を入力して、【ログイン】ボタンを押してください。