2017年07月26日(水曜日)
ようこそ、ゲストさん。有料記事を見るにはログインが必要です。
 
 
ログイン情報を記憶

記者・ボランティアスタッフ募集中

台湾は日本の生命線「『チャイニーズタイペイ』ではなく『台湾』と呼び正義貫く誇りある東京五輪を!― 打破すべき侵略主義者の『一つの中国』宣伝」台湾研究フォーラム会長 永山英樹

(1)なぜ台湾選手団は「中国領台北」と自称するのか

リオデジャネイロ五輪が八月二十一日、十七日間の日程を終えて無事閉幕。期間中に懸念されたテロ事件も起こらず何よりのことではあった。しかし世界の人々はほとんど意にも介さなかったが、中国の台湾侵略を正当化する有害な宣伝工作はしっかりと遂行されていた。

国際五輪委員会(IOC)が台湾選手団に「台湾」「中華民国」と名乗るのを許さず、「中国領台北」(チャイニーズタイペイ)なる虚構の呼称を強要したのがそれである。

一九七一年に国連で中国代表権を台湾から奪った中国は、IOCにおいても自国の加盟と台湾追放を求め、世界の国々にさまざまな圧力をかけ続けていた。こうした横暴な振る舞いに困惑したIOCは、一九七九年の理事会で中国の加盟を認めるとともに、台湾の五輪参加に関しては、その国内五輪委員会が「チャイニーズタイペイ五輪委員会」と名乗り、国旗、国歌の代わりにIOCが認可した旗、歌(チャイニーズタイペイ五輪委員会旗、歌)を使用することを条件と決めた(名古屋決議)。

「台湾は中華人民共和国の領土の一部」と強調する「一つの中国」原則を国際社会に受け入れさせるのに躍起なのが中国だ。もしIOCが「中華民国」を使用させれば、「二つの中国」を認めることになるとして大騒ぎし、他方「台湾」の名を容認すれば「一つの中国・一つの台湾」を作り出す陰謀だなどと怒り出すこと必定。そこで中国の加盟実現を自らの功績としたいマイケル・モリス会長の主導により、あの国が満足できる「中国領台北」の名を押し付けることとしたのである。

※記事の続きは有料会員制サービスとなります。

会員の方でコンテンツが表示されない場合は会費のお支払いが完了していないか、有効期限をご確認ください。