揺るぎなき国体 第八回「天孫降臨時の神勅3」展転社編集長 荒岩宏奨

天津神籬・磐境の神勅

 これまでに見てきた天壌無窮の神勅、宝鏡奉斎の神勅、斎庭の稲穂の神勅が三大神勅と呼ばれてゐる。その三大神勅に天津神籬(ひもろぎ)・磐境(いはさか)の神勅と侍殿防護(じでんぼうご)の神勅を付け加へて五大神勅と呼ぶ。先述したが、両者には皇孫尊(すめみまのみこと)へのことよさしの神勅か、天児屋命(あめのこやねのみこと)と太玉命(ふとだまのみこと)への神勅かといふ違ひがある。三大神勅とは、天津神が天皇統治のことをお定めになられた神勅である。天津神籬・磐境の神勅と侍殿防護の神勅については、天皇統治ではなく、国民のあり方についてお定めになられた神勅となつてゐる。

 そこで、天児屋命と太玉命が賜つた二つの神勅を見ていく。

 まづは天津神籬・磐境の神勅を紹介しよう。

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