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防衛最前線 第七回「日本共産党が『護憲』政党でない証拠はここにあり いまだに革命政党の本質に変わりはない」 拓殖大学防災教育研究センター  副センター長・客員教授 濱口和久

「日本共産党が『護憲』政党でない証拠はここにあり いまだに革命政党の本質に変わりはない」

拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター

                 副センター長・客員教授 濱口和久

 

 日本共産党は憲法改正反対の「護憲の党」のイメージが強いが、憲法制定議会で日本国憲法草案に反対した唯一の政党が日本共産党だ。

 施行されてから今日まで、日本共産党は、1度たりとも日本国憲法に賛成を表明していない。日本共産党が強く主張しているのは、「憲法改悪阻止」なのである。

 日本共産党は昭和21(1946)年6月28日に「日本人民共和国憲法」を決定し、天皇制の廃止し、自前の軍隊を持つ人民共和国国家を樹立することを目指している。現在もその方向性は堅持のままだ。

 昭和21年6月25日、政府から提出された日本国憲法第9条の案文は次の通りだ。

「国の主権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、他国との間の紛争の解決の手段としては、永久にこれを抛棄する。陸海空軍その他の戦力は、これを保持してはならない。国の交戦権は、これを認めない」

 この条項の提案理由について、吉田茂総理(当時)が衆議院本会議で説明を終えた後、日本共産党がどのような質疑を行ったかを紹介したい。

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