2017年08月18日(金曜日)
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西澤貞夫 つれづれ山河 第五十四回

日本の戦後68年目の夏は猛暑・酷暑・炎暑と史上最高温度の記録を教えてくれるが、親父は「夏は昔から暑い」と商店から貰った団扇(うちわ)のみで風を求め、涼しくなる時期(とき)を待つのみで。寒くなると「あの暑さを取ってないのか」と。

毎年、8月は先の大戦は国の指導者が、あらゆる法律を作り、戦争に従わせ、「今は言える」と生存者が紙上に映像に不戦の誓いを述べるが、現今の日本は三権より世論・マスコミが国を監督しているから絶対に(他国とは)戦争を起こせない。

昔人間(軍隊経験)の親父は公務中の怪我で右手が不自由になり「お上(国)は絶対大事と、治療に加療に専念せず、そして変形になり、それが固まり不能に。それからは左手で字を書き(弟宅に、左手で字を書き始めた頃のノートがあり、根性のすごさを知る)食事も左手での箸は思いどおりにならずフォークで。そして徐々に箸に。強い精神力で過ごし、生きて、8月15日には「この平和で平穏の日々は良いが尊い犠牲者に感謝をせねば」と。

弟が体調異変でも、親父を見て過ごしていたせいか、病院に行かずに、アウト近くで医術に。病床で「一つ年を取ることは大変な事だね、厳しかったが真っ直ぐな親父と、おふくろは優しかった」と弟は末っ子で両親とは一番付き合いが短い。「ありがとう」が永久の別れの言の葉と声で。語らぬ弟との夜は寂しくて天界の親父におふくろに兄姉を見上げると満天の星空で、真新しく大きく輝く星は弟かと。

☆1ヶ月の闘病を終え白骨となりたる弟を抱けばぬくとし。

☆一つ星見つめて立てり天界の弟から賜うひかる言の葉。

そして今、天を眺める時間(とき)が多くなった。

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