2017年11月19日(日曜日)
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マリの喫茶室(9)全身麻酔

マリの喫茶室(9)全身麻酔
 

【全身麻酔】
動物の場合、獣医は割と気軽に全身麻酔をする。
ウサギもそうだ。
歯を削るだけでも全身麻酔である。
しかし、ウサギ先生は動物園出身でとても上手なので、マリの歯を削る時 は麻酔をしない。(その代わり、マリは悲鳴をあげるが・・)
 
全身麻酔の際、人間のように麻酔医がいるわけではない。いつもの獣医が、目分量で麻酔を打つ。だから実は事故も多い(らしい)。
 
前に、知人の愛犬コロちゃんが、放射線治療のために全身麻酔をしたら、そのまま目覚めることなく死んでしまったことを書いた。
また、別の知人のウサギのチョコちゃんは、腎臓結石ができ、手術をすることになったが、やはり手術前に麻酔で死んでしまった。
 
【背中に腫瘍】
最近、マリの丸い背中をなでなでしていたら、背中にぽちっとしたものがあるのに気が付いた。毛をかき分けてみると、それなりに大きいおできができている。
心配だったので、ウサギ先生のところに連れて行った。
そうすると、
「良性の腫瘍だと思われるけれど、大きくなったり、本人がひっかいて化膿したりしないよう、予防的に取りましょう。ウサギは動くと困るので、弱い全身麻酔と部分麻酔の併用で手術します。」
え!全身麻酔で手術!
コロもチョコも全身麻酔で死んだことが頭によぎり、その日は手術を決めかねて帰った。
 
【ウサギはハイリスク】
家に帰り、ネットでいろいろ調べてみた。
そうすると、ウサギは犬や猫よりも全身麻酔の事故リスクが高いことが分かった。
理由としては・・
○ ウサギ用の麻酔がない。
○ 身体が小さく、麻酔中に体温が低下しやすい。
○ ストレスに弱い。
などがあるとのこと。
とすると、最小サイズのウサギ、ネザーランドドワーフのマリなんて、ウサギの中でもハイリスクになってしまう。
マリの体重は1.3キログラム。ということは人間の新生児の半分の体重以下なのである。
 
ウサギ先生のことを信頼して手術をするべきか、それとも良性なのだからリスクは避け手術をやめべきるか・・・ハムレットの心境で3週間悩んだ。
 
【手術はしない】
結局、手術はとりあえず見合わせる、という結論に達した。
 
マリは、今元気である。腫瘍にも気が付いていない。痛くも痒くもないようだし、自分でひっかくこともない。
もし、手術をして、万が一、コロやチョコのように死んでしまったら、私は自分を許せないと思う。
病気で苦しんでいているならともかく、今元気なのだから。
 
たとえ、将来、膿んだり癌化することがあったとしても、
最終的には手術をすることになったとしても、
今、この時、手術をしなかった選択を後悔することはないだろう。
「手術をして後悔するよりは、手術をしないで後悔する方がまし。by マリ」
 
人間も年を取ってくると、会話の中心は病気の話。
ペットも同じかも・・。